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2014・3をもってうまれそだったほっかいどうをはなれたにゃっかるさんのすてきなゆめのまちとうきょうらいふ。
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メイド喫茶はいつ頃から誕生したか?(http://www.lastday.jp/2012/05/02/when-maid-cafe-first-launch)

GW中に記事を読んだりしてたのだけど…う〜ん?って思うことがあったので、僕なりのメイド喫茶に対するスタンスから読み解いてみた。


>2000年ごろから始まり、現在もちゃんとお店を構えているが、このお店のコンセプトは「萌え」ではなく淑女たる純粋さを売りにしたメイドのサービスである。

>実際に見てみるとわかるが、こちらのメイドさんたちの格好はロングスカートのメイドさんでエッチな意味での「萌え」の要素を排除しているスタイルだ。



Piaキャロをルーツに置くところまではいい(ただしこれも諸説色々ある.詳しくは後述.)んだけど、そこから派生したキュアメイドのコンセプトに「萌え」がないってのがどうにも引っかかるのう…別にエロゲが元ネタだからと言って,メイド喫茶においてコンセプト上の萌えがエロいとかエロくないとかそういう次元の話じゃないと思ったりするわけですけどね.

そもそもこの言い方だと「ロングスカートのメイドさん」に萌えがないみたいな言い方なのがものすごく引っかかる…本来”メイド萌え”の捉え方が根本的にこの著者と僕では違っているらしいので,ここは「メイド萌え」に対する定義の違いとしておさめておくか…


>しかしながら、ちゃんとしたメイド喫茶として経営していたお店は当時はCure Maid Cafeしかなかったようだ。

>現在は本当に許可を取って経営しているのか怪しいお店があまりに多いが…



「ちゃんとしたメイド喫茶」ってなんだろう・・・あとここで言ってる「許可を取る」は説明が足りてないけど「風適法」に関することだと思う。喫茶店(カフェ)という飲食業としての営業許可はどの形態でも取ってるでしょう?でもこの書き方だと「メイド喫茶」は風適法における風俗店営業としての許可が必要みたいな書き方なんだけど、実際はそうじゃないので…やっぱりなんか色々とおかしい気がする。

※純粋なコンセプトカフェとしての「メイド喫茶」は制服がメイド服をモチーフにしているだけで、単なるウェイトレスの居る喫茶店でしかないので風適法上の飲食店としての指定を受ける必要はありません。風適法上の飲食店としての営業とみなされるかどうかについての大きなポイントとしては「接客」か「接待」かという所にあります。例えば、メイドさんが客席に同席してお酌をするなどの行為が「接待」にあたります。遊戯(ゲーム)などに関してもお客さんと一緒に遊べるというシステムを含む場合は風適法上の飲食店として届け出る必要性を検討しなければならないかもしれません。このあたりは結構グレーゾーンをついているという意見もあるけど…おおっぴらにやれば摘発された事例もある。


>結論:メイド喫茶の起こりはアダルトゲームにあり


先にも少し書いたように「メイド喫茶のルーツはPiaキャロ」とするのは1つの解釈であり、唯一の正解ではないと考えています。(ここらへんは非常に世の中の9割以上の人にとってはどうでもいいことであり,僕のような人間の拘りでしかありません…)

僕はメイド喫茶のルーツを語るには必ず3つの観点に触れる必要があると考えており…

・日本におけるウェイトレス制服と看板娘について
・コスプレというサブカルチャーとコスプレ喫茶について
・アダルトゲームおよびアニメーション業界との関連

この3つを含めないとおそらく納得の行くルーツを説明することはできない。つまり,この記事では3つ目の観点でしか話しておらず,コスプレやコスプレ喫茶に関する説明がほとんどなかった.

なぜ2番目の観点に触れなければならないのかというと,メイド喫茶顧客における「イノベーター」や「アーリーアダプター」が誰であったか?ということが説明できないからである.僕が知るかぎりコスプレ喫茶のイノベーターは「原作ゲームのファン」のみではないからである.やっぱり同人イベントとか,コスプレありきでそれに関わる人達の存在を無視できないのである.

そもそもメイド喫茶とコスプレには非常に深い関わりがあるし,それは今も変わっていないのである.1番目の観点はかなり歴史・文化な話になるが…メイド喫茶が日本で流行るのはもはや必然だったという説明において必要となる観点であると考えている.

さらにルーツを語る上でのこれら3つの観点に加えて…なぜ最終的に選ばれたコンセプトが「メイド」だったのか?という事を説明しなければ完成しないだろう.

僕は「メイド喫茶」は「コスプレ喫茶」のサブセットだと考えているので,やっぱりコスプレ喫茶というものを抜きにメイド喫茶を語るのは無理があるように思えてならない…まあ,世の中の9割以上の人達にとってはホントどうでもいいことですかね.



P.S.
ああ…そうそう私事で恐縮なのですが,うちのイベントカフェサークル「3@」がなぜ非日常系コンセプトのカフェをやってんの?って話もこのあたりが凄く関係しています.新しいコンセプトのカフェを作っていくには,メイド喫茶をルーツに考えていてはいけないという考え方があるからです.

やっぱりサブカルチャーを出発点にしたコンセプト作りが大切だと思っていて,同人活動としてのイベント的面白さみたいなものをキチンと追求していくべきという考え方が根本的にあるのです.このあたりの話も6月24日の「@トーク」のイベント内で少しお話しようと思っています。
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まあ…ぶっちゃけるとにゃっかるはその昔メイド喫茶などを点々としながら、
その魅力を伝えるような活動をしていたのですよ.今とは違う名前で.

まあ色々思うところがありまして…僕はその活動を一切やめてしまいました.
別にそこに情熱がなくなったわけじゃなくて,僕みたいなひとはもう要らない.
これからの人達に任せようって…そんな前向きな引退だったんです.

当時を知る人達からは「ご隠居」と呼ばれ,まあヒッソリと今はTwitterに張り付いているだけのネット廃人と化しています.

それからは…あまり積極的に追いかけることもせず,たまに気が向いたら行ってみる程度だったりね.名前を変えて今は「にゃっかる」と名乗っているのも,新しいことを始めようという気持ちの整理をつけるためだったのかなって.

4年の月日が流れ,当時はかなりの事情通だった僕も,今では正直どこになにがあるかもわからないくらいの素人になりました.そんなど素人がかく語りき.
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デジタル2次元を研究する
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自己紹介:
ちりメイ問屋の隠居.ちりメイ問屋で活躍してた頃におなごにネコを被らせない程度の能力を身につけるも,今はデジタルと現実のはざまに生きる.
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